スタートはこう切ろう!

 就職活動スタートの基準といえば、リクナビをはじめとする新卒向け就職サイトの登録を挙げる学生が多い。ある秋の夜長に、例に漏れず私も就職サイトに複数登録して「ついに始まった!」と感じた。でも、就職活動を終えてみると、就職活動のスタートは「自分って何だ?」と考えた時だったんだと思う。


ビジョンを持つ


 いわゆる自己分析。私の場合は、「就職事始め」というものをwordで作った。「就職は、過程に過ぎない。目的だと思わないこと」。本で見かけた言葉を最初に太字で書いた。その下に、やってきたこと、やりたいこと、自分の性格、座右の銘、なりたい自分…とにかく箇条書きにした。書き連ねて、2ページくらいになった。


適職を考える


 生み出して形にしていく仕事をしたい、自分が素直でいられる仕事、頭でっかち、根性がある、豊かな人生を送りたい、現場主義でありたい、友達のピンチにはいつでも飛んでいきたい、自信を持ちたい…。そんなことから、だんだん自分が見えてくる。あとは、タイトルに惹かれて「なぜ仕事をするの?」(松永真理、角川書店)なんて本を読んだりした。


方向性を決める


 就職本を買ったり、先輩に話を聞いたり、自分が今まで力を入れてきたこと、そしてそれは何故か。友達同士で、お互いを分析しあっている子もいた。
 そこから自分のどんな面が見えてきて、それをうまく活かせるのはどんな業界のどんな企業なのか。先輩の話を聞きに行ったり企業説明会に参加したりを繰返すことで、自分の根っこや、伸ばす枝の方向がなんとなくわかる。自分のアピールポイントと志望の方向性が固まってくる。インターンシップ先も、この流れで決めた。


サイト登録


 就職サイトに登録するとき、興味のある業種や職種の質問がある。いくつかのサイトでは、この最初の登録によって、送られてくる情報を選別してくれる。軽い気持ちで、一通りチェックをしてしまうと、その後チェックする企業もいつの間にかそこに限られてしまう。反対に、チェックをしすぎて、大変な量のメールの処理に面倒になることもある。


情報選び


 始めたばかりの時期は、情報量がそんなに多くないから、会社の情報を自分でチェックできるからいい。しかし、就職活動も中盤になると、自分の周りの情報は膨大な数に増え、会社訪問やエントリーシート書きに追われ、サイトが選別してくれたものに目を通すので精一杯になる。このとき、選別の基準がものをいう。先に、ある程度考えてから登録しておけば、いらない情報でてんてこ舞いになる状況を防ぐことができるはずだ。


エントリーシートは他の人に


 それから、自分なりのルールを書いた。
 エントリーシートは他の人にチェックしてもらう、むやみやたらと受けない、常識問題の勉強を怠らない…。一番モチベーションが上がるときだから、自分に厳しいルールをつくれてお勧めです★

イラスト©やすだ久(きゅう)